夏になると読みたくなる本です
こんばんは!
毎日とっても・・・とーーーっても暑いですね・・・。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」と心頭滅却しようと思ったのですが
禅の境地には一切至れておりません。。。
有難いことに健康体で、夏バテも一切なく元気なので、何とかこの暑さを楽しめればいいなぁ
と思っています。
私の夏を楽しむ定番の本です。
ターン/北村 薫
商品の説明 Amazon
内容(「BOOK」データベースより)
真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。いつかは帰れるの?それともこのまま…だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。
名作リプレイ(ケン・グリムウッド)や映画「恋はデジャ・ブ」など、
「何度も同じ日を繰り返す」話に惹かれてしまうという自分の趣向から手に取った
初北村薫作品です。
勿論フィクションですが、やりきれない状況に陥った主人公、真希の考え方や行動が
繊細なのに折れない「しなやかな強さ」があって、とても透明感のある素敵な作品です。
爽やかなストーリーですが、日々の過ごし方、一日の重みについて考える良い時間となりました。
舞台も夏ですし、こころに爽やかな涼しい風を感じる、夏読書におすすめです!!
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