2009年12月22日
「Yes, Virginia」-世界一有名な社説
こんばんは!
CHRISTMAS特集!(と勝手に決めてます)第二弾!
今回は本のご紹介です♪
超定番!!やっぱりクリスマスは定番がイイ♪
「サンタクロースっているんでしょうか?」
作: ニューヨーク・サン新聞「社説」
絵: 東 逸子
訳: 中村 妙子
出版社: 偕成社

ニューヨークに住む、8歳の女の子ヴァージニア・オハンロン
【Virginia O’Hanlon(1890-1971)】ちゃんが、学校でお友達と
「サンタクロースはいる or いない」・・・で口論になりました。
家に帰って父親(お医者さんだそうです)に尋ねたところ、
「ニューヨーク・サン新聞に問い合わせてごらん」と勧めたため
一通の手紙を送りました。
彼女の「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問に
ベテラン論説委員のフランシス・チャーチ【Francis P. Church
(1839-1906)】さんが1897年9月21日付の社説(社説って凄い!)
の中で、とても素敵な答えを示しました。
この大きな話題となった感動的な社説は1949年にサン紙が
休刊するまで再掲載され続けました。
※『Yes, Virginia, there is a Santa Claus.
(バージニアちゃん、サンタクロースはいるんだよ)』
・・・は、その社説の有名な一節です。
「サンタクロースっているんでしょうか?」は、その社説を訳したもので
2001年まで85刷を超えるロングセラーとなっているんです。
100年以上も語り継がれている社説・・・まず、子供の質問に
真摯に愛情をもって答えているところが凄いです。
子供への返事ではありますが、大人の心に響く名文です。
毎年必ず読み返しますが、この社説に感動できる自分で
いたい・・・と思います。
本は中村 妙子さん訳ですが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに
従って、翻訳者に無断で自由に利用・複製・再配布することができる
大久保ゆうさん訳の社説を掲載します。
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サンタクロースはいるんだ
Yes, Virginia, There is a Santa Claus
ニューヨーク・サン誌社説
(担当:フランシス・ファーセラス・チャーチ)
The New York Sun (written by Francis Pharcellus Church)
大久保ゆう訳
http://www.alz.jp/221b/aozora/there_is_a_santa_claus.html
本誌は、以下に掲載される素晴らしい投書に対してお答え申し上げると同時に、読者にこのような素晴らしい方がおられることを、心から嬉しく思います。
「こんにちは、しんぶんのおじさん。
わたしは八さいのおんなのこです。じつは、ともだちがサンタクロースはいないというのです。パパは、わからないことがあったら、サンしんぶん、というので、ほんとうのことをおしえてください。サンタクロースはいるのですか?
ヴァージニア・オハンロン」
ヴァージニア、それは友だちの方がまちがっているよ。
きっと、何でもうたがいたがる年ごろで、見たことがないと、信じられないんだね。
自分のわかることだけが、ぜんぶだと思ってるんだろう。
でもね、ヴァージニア、大人でも子どもでも、ぜんぶがわかるわけじゃない。
この広いうちゅうでは、にんげんって小さな小さなものなんだ。
ぼくたちには、この世界のほんの少しのことしかわからないし、
ほんとのことをぜんぶわかろうとするには、まだまだなんだ。
じつはね、ヴァージニア、サンタクロースはいるんだ。
愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといるし、愛もサンタクロースも、ぼくらにかがやきをあたえてくれる。
もしサンタクロースがいなかったら、ものすごくさみしい世の中になってしまう。
ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい、ものすごくさみしいことなんだ。
サンタクロースがいなかったら、むじゃきな子どもの心も、詩のたのしむ心も、人を好きって思う心も、ぜんぶなくなってしまう。
みんな、何を見たっておもしろくなくなるだろうし、世界をたのしくしてくれる子どもたちの笑顔も、きえてなくなってしまうだろう。
サンタクロースがいないだなんていうのなら、ようせいもいないっていうんだろうね。
だったら、パパにたのんで、クリスマスイブの日、えんとつというえんとつぜんぶに、人を見はらせて、サンタクロースが来るかどうかたしかめてごらん。
サンタクロースが来なかったとしても、なんにもかわらない。
だってサンタクロースは見た人なんていないし、サンタクロースがいないっていうしょうこもないんだから。
だいじなことは、だれも見た人がいないってこと。ようせいが原っぱであそんでいるところ、だれか見た人っているかな?
うん、いないよね、でも、いないってしょうこもない。
世界でだれも見たことがない、見ることができないふしぎなことって、ほんとうのところは、だれにもわからないんだ。
あのガラガラっておもちゃ、中をあければ、玉が音をならしてるってことがわかるよね。
でも、ふしぎな世界には、どんな強い人でも、どんな強い人がたばになってかかっても、こじあけることのできないカーテンみたいなものがあるんだ。
むじゃきな心とか、詩をたのしむ心、愛とか、人を好きになる心だけが、そのカーテンをあけることができて、ものすごくきれいでかっこいい世界を見たり、えがいたりすることができるんだ。
うそじゃないかって? ヴァージニア、これだけはいえる、いつでも、どこでも、ほんとうのことだって。
サンタクロースはいない? いいや、ずっと、いつまでもいる。ヴァージニア、何千年、いやあと十万年たっても、サンタクロースはずっと、子どもたちの心を、わくわくさせてくれると思うよ。
※ そのあと、ヴァージニアはニューヨークの学校の先生になって、四七年間子どもたちを教えつづけたそうです。
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CHRISTMAS特集!(と勝手に決めてます)第二弾!
今回は本のご紹介です♪
超定番!!やっぱりクリスマスは定番がイイ♪
「サンタクロースっているんでしょうか?」
作: ニューヨーク・サン新聞「社説」
絵: 東 逸子
訳: 中村 妙子
出版社: 偕成社

ニューヨークに住む、8歳の女の子ヴァージニア・オハンロン
【Virginia O’Hanlon(1890-1971)】ちゃんが、学校でお友達と
「サンタクロースはいる or いない」・・・で口論になりました。
家に帰って父親(お医者さんだそうです)に尋ねたところ、
「ニューヨーク・サン新聞に問い合わせてごらん」と勧めたため
一通の手紙を送りました。
彼女の「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問に
ベテラン論説委員のフランシス・チャーチ【Francis P. Church
(1839-1906)】さんが1897年9月21日付の社説(社説って凄い!)
の中で、とても素敵な答えを示しました。
この大きな話題となった感動的な社説は1949年にサン紙が
休刊するまで再掲載され続けました。
※『Yes, Virginia, there is a Santa Claus.
(バージニアちゃん、サンタクロースはいるんだよ)』
・・・は、その社説の有名な一節です。
「サンタクロースっているんでしょうか?」は、その社説を訳したもので
2001年まで85刷を超えるロングセラーとなっているんです。
100年以上も語り継がれている社説・・・まず、子供の質問に
真摯に愛情をもって答えているところが凄いです。
子供への返事ではありますが、大人の心に響く名文です。
毎年必ず読み返しますが、この社説に感動できる自分で
いたい・・・と思います。
本は中村 妙子さん訳ですが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに
従って、翻訳者に無断で自由に利用・複製・再配布することができる
大久保ゆうさん訳の社説を掲載します。
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サンタクロースはいるんだ
Yes, Virginia, There is a Santa Claus
ニューヨーク・サン誌社説
(担当:フランシス・ファーセラス・チャーチ)
The New York Sun (written by Francis Pharcellus Church)
大久保ゆう訳
http://www.alz.jp/221b/aozora/there_is_a_santa_claus.html
本誌は、以下に掲載される素晴らしい投書に対してお答え申し上げると同時に、読者にこのような素晴らしい方がおられることを、心から嬉しく思います。
「こんにちは、しんぶんのおじさん。
わたしは八さいのおんなのこです。じつは、ともだちがサンタクロースはいないというのです。パパは、わからないことがあったら、サンしんぶん、というので、ほんとうのことをおしえてください。サンタクロースはいるのですか?
ヴァージニア・オハンロン」
ヴァージニア、それは友だちの方がまちがっているよ。
きっと、何でもうたがいたがる年ごろで、見たことがないと、信じられないんだね。
自分のわかることだけが、ぜんぶだと思ってるんだろう。
でもね、ヴァージニア、大人でも子どもでも、ぜんぶがわかるわけじゃない。
この広いうちゅうでは、にんげんって小さな小さなものなんだ。
ぼくたちには、この世界のほんの少しのことしかわからないし、
ほんとのことをぜんぶわかろうとするには、まだまだなんだ。
じつはね、ヴァージニア、サンタクロースはいるんだ。
愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといるし、愛もサンタクロースも、ぼくらにかがやきをあたえてくれる。
もしサンタクロースがいなかったら、ものすごくさみしい世の中になってしまう。
ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい、ものすごくさみしいことなんだ。
サンタクロースがいなかったら、むじゃきな子どもの心も、詩のたのしむ心も、人を好きって思う心も、ぜんぶなくなってしまう。
みんな、何を見たっておもしろくなくなるだろうし、世界をたのしくしてくれる子どもたちの笑顔も、きえてなくなってしまうだろう。
サンタクロースがいないだなんていうのなら、ようせいもいないっていうんだろうね。
だったら、パパにたのんで、クリスマスイブの日、えんとつというえんとつぜんぶに、人を見はらせて、サンタクロースが来るかどうかたしかめてごらん。
サンタクロースが来なかったとしても、なんにもかわらない。
だってサンタクロースは見た人なんていないし、サンタクロースがいないっていうしょうこもないんだから。
だいじなことは、だれも見た人がいないってこと。ようせいが原っぱであそんでいるところ、だれか見た人っているかな?
うん、いないよね、でも、いないってしょうこもない。
世界でだれも見たことがない、見ることができないふしぎなことって、ほんとうのところは、だれにもわからないんだ。
あのガラガラっておもちゃ、中をあければ、玉が音をならしてるってことがわかるよね。
でも、ふしぎな世界には、どんな強い人でも、どんな強い人がたばになってかかっても、こじあけることのできないカーテンみたいなものがあるんだ。
むじゃきな心とか、詩をたのしむ心、愛とか、人を好きになる心だけが、そのカーテンをあけることができて、ものすごくきれいでかっこいい世界を見たり、えがいたりすることができるんだ。
うそじゃないかって? ヴァージニア、これだけはいえる、いつでも、どこでも、ほんとうのことだって。
サンタクロースはいない? いいや、ずっと、いつまでもいる。ヴァージニア、何千年、いやあと十万年たっても、サンタクロースはずっと、子どもたちの心を、わくわくさせてくれると思うよ。
※ そのあと、ヴァージニアはニューヨークの学校の先生になって、四七年間子どもたちを教えつづけたそうです。
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Posted by 都田建設 ようちゃん at 23:59│Comments(0)
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